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東京都美術館
東京都美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園 8-36


「Best Selection 2016」東京都美術館
「Best Selection 2016」東京都美術館
「Best Selection 2016」東京都美術館
 東京都美術館では、公募展発祥の地として、これまでの歴史を継承し発展させること、また芸術活動の活性化と鑑賞の体験を深める場という役割を担うため、公募団体と連携し開催する 「連携展」 を実施しています。
 「連携展」 の美術部門である 「公募団体ベストセレクション 美術 2016」 は、全国の美術公募団体の中から選抜した 27 団体による展覧会です。 美術家自身が集い、公募・展覧会の運営を行ってきた 「公募団体」 の伝統と歴史に触れながら、そこで生みだされた新しい表現との出会いの場として 5回目の開催を迎えました。 日本画、洋画、水彩画、版画、彫刻、工芸における公募団体の 「旬の作家」 による表現の競演をご覧ください。

会期: 2016年 5月4日(水・祝)〜5月27日(金) 展覧会は終了しました。
開室時間:午前9時30分から午後5時30分まで (20日(金)は午後8時まで) *入室は閉館の30分前まで
休室日:5月16日(月)
会場:
東京都美術館(上野公園) 公募展示室 ロビー階 第1・第2、ギャラリーA・B・C
主催:東京都美術館(公益社団法人東京都歴史文化財団)

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「公募団体ベストセレクション 美術 2016」開会式
「公募団体ベストセレクション 美術 2016」
開会式 & 報道内覧会 '2016 5_3


団体によって選ばれたベテランから中堅、若手のそれぞれ 「旬の作家」「一押しの作家」 を一堂に展示!
《展覧会の見どころ》
27団体の今年の顔、151 作家が一堂に 各団体から選出された 「公募展の団体の顔」 ともいうべき作家を含む、その年の旬の作家の作品を一度に鑑賞することができる貴重な機会です。
5つの展示室で満喫する 163 点の多様なジャンルの作品群 公募展では、さまざまな美術表現・技法の作品が発表されています。 本展でも、日本画、洋画はもとより、水彩画、版画、彫刻、工芸まで、多様なジャンルによる作品をご覧いただけます。
より深く作品をに親しむための場 アーティストトーク 会期中の週末にアーティストトークを実施します。 39 作家が日替わりで登場し、自身の作品の前で制作経緯や技法、作品への思いなどを語ります。
 
【展覧会の構成】 ―プレスリリース、「公募団体ベストセレクション 美術 2016」 展図録より抜粋文章です―
 本展は、第1回展以来の公募展活性化企画審査会の審査を経て選ばれた 27 公募美術団体による合同選抜展で、日本画、洋画、彫刻、工芸、水彩、版画の 6 部門から成っている。 出品作家は、昨年同様151人で、出品作品は、163点である。 出品者は、20 代から 80 代の幅広い世代に及び、ジャンル(分野)によっては世代的に多少の偏りも見られる。
作品出展の27団体と151人の作家
1. 日本美術院 國司華子・松岡 歩・谷 義徳・大石朋生・川島 優
2. 日展 [日本画]米倉正美・諸星美喜・岩田壮平・松浦丈子・森 桃子[工芸美術]・西山邦彦・原 典生・佐藤好昭・月岡裕二・青木宏憧・川口 満・友定聖雄・早瀬郁恵・本間秀昭
3. 光風会 長谷川 仂・竹久秀樹・堀 研一・茶谷雄司
4. 日本水彩画会 武澤冨士子・細川サト子・宗廣恭子・李 志宏
5. 二科会 [絵画部]吉井英二・五味祥子・寺田 眞・竹内幸子[彫刻部]・島田紘一呂・市川明廣・本多智雄
6. 国画会 [絵画部]井上 悟・岩岡航路・遠藤正俊・塩出麻美 [版画部]・小原喜夫・角田元美・大山恵美子
[彫刻部]・笠原鉄明・渡辺 忍・渡部 直 [工芸部]・古澤万千子・綿貫倫子・藤井慎介

7. 春陽会 [絵画]武田百合子・高岸まなぶ・畠山昌子・有吉宏朗[版画]・安部一博・松島順子・浦とみ子
8. 白日会 [絵画部]木原和敏・平澤 篤・丸山 勉・関口雅文[彫刻部]・清家 悟・辻畑隆子・田原迫 華
9. 独立美術協会 福島瑞穂・佃 彰一郎・大原修一・橋本大輔
10. 日本版画協会 宮崎文子・結城泰介・斉藤里香・坂井孝祥
11. 東光会 難波 滋・北本雅己・金子 剛・高田啓介
12. 旺玄会 中村章子・奥山幸子・松本奈緒子
13. 新制作協会 [絵画部]木嶋正吾・樺山祐和・高堀正俊・渡辺有葵[彫刻部]・増井岳人・木方立樹・大野良一[スペースデザイン部]・杉田文哉
14. 一水会 田島健次・山名將夫・保坂 晶・伊藤尚尋
15. 自由美術協会 橋敬子・高橋靖子・村田知子・吉見 博・池田宗弘・森 真
16. 美術文化協会 東 俊一・浜砂ルイ子・木谷 弘
17. 水彩連盟 森相 實・越野邦夫・岩脇哲也・白井洋子
18. 創元会 松ア良夫・橋正一・池上わかな
19. 行動美術協会 [絵画部]阿部直昭・石原恒人・辻 司・森井宏青[彫刻部]・津村健一・林 宜子・原 孝
20. 二紀会 [絵画部]難波平人・木原正徳・舩岳絋行・樋口健介[彫刻部]・日野宏紀・横山 徹・上月佳代
21. 日本彫刻会 寺山三佳・小宮山美貴・森 矢真人・武本大志
22. 示現会 中川澄子・瀧井利子・中西 敦
23. 創画会 土手朋英・津田一江・牧野一泉・西久松吉雄・清水 豊
24. モダンアート協会 [絵画部]石川早苗・立花古陸・鶴見厚子・柳澤信男[スペースアート部]・阪井ようこ・都築邦春[版画]・片岡眞幸・柳沢美奈子
25. 一陽会 [絵画部]大場吉美・三坂雅彦・大久保綾子・白井正浩[彫刻部]・神山茂樹
26. 主体美術協会 井上樹里・グェン ディン ダン・ウ町勝治・水戸部千鶴
27. 日洋会 三原捷宏・稲葉徹應・星川登美子・武田直美

'2016 5_3 プレス内覧会の会場内風景と作品をご紹介します。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

國司華子《理》
月岡裕二《切金砂子彩箔「凛」》
堀 研一《小休止(壁の虫)》
武澤冨士子《待春讃》
・1 國司華子 《理》
2015年 紙本彩色 210 x 165cm
日本美術院 招待、多摩美術大学 客員教授、東京芸術大学 非常勤講師
1. 日本美術院
・14 月岡裕二
《切金砂子彩箔「凛」》
2015年
切金砂子 145.5 x 112 x 2.1cm
日展 会員、日本新工芸家連盟 理事
2. 日展
・22 堀 研一
《小休止(壁の虫)》
2015年
油彩、カンヴァス 194 x 162cm
光風会 評議員、日展 準会員
3. 光風会
・24 武澤冨士子 《待春讃》 2014年
アクリル、カンヴァス
130 x 98cm
日本水彩画会 会員
4. 日本水彩画会
島田絋一呂《翔》
綿貫倫子《壁掛け》
武田百合子《ヒカリノドケキ》
平澤 篤《Fata Acquatica》
・32 島田絋一呂
《翔》
2014年
楠 210 x 165 x 100cm
二科会 理事、練馬区美術家協会 会長
5. 二科会
右・49 綿貫倫子
《壁掛け》
2015年
絣、パイナップル糸、木綿糸
370 x 86cm
国画会 会員、会務委員
6. 国画会
・51 武田百合子
《ヒカリノドケキ》
2013年
フレスコ 112 x 162cm
春陽会 会員、監事
7. 春陽会
・62 平澤 篤
《Fata Acquatica》
2001年
油彩、パネル 136 x 136cm
白日会 会員
8. 白日会
大原修一《「ゲノミックス」16-1》
斉藤里香《Lies for the truth》
金子 剛《ある日のファミリー》
松本奈緒子《だんだん −ありがとう−》
・70 大原修一
《「ゲノミックス」16-1》
2016年
ミクストメディア 273 x 300cm
独立美術協会 会員
9. 独立美術協会
・76 斉藤里香
《Lies for the truth》
2015年
木版、紙 107 x 158cm
日本版画協会 会員
10. 日本版画協会
・82 金子 剛
《ある日のファミリー》
2015年
油彩、カンヴァス 162 x 194.5cm
東光会 会員、常任審査員
11. 東光会
・86 松本奈緒子
《だんだん −ありがとう−》
2014年
ミクストメディア、鉛筆、パステル、紙
145.5 x 145.5cm
旺玄会 関西支部同人
12. 旺玄会
樺山祐和《森にうつるもうひとつの森へ−地霊−》
山名将夫《回想のツインズ》
森 真《パンドラ》
浜砂ルイ子《景》
・88 樺山祐和
《森にうつるもうひとつの森
−地霊−》
2015年
油彩、カンヴァス 244 x 399cm
新制作協会 会員、武蔵野美術大学油絵学科 教授
13. 新制作協会
・96 山名将夫
《回想のツインズ》
2015年
油彩、カンヴァス 162 x 194cm
一水会 運営委員、日展 会員、群馬県美術会 理事
14. 一水会
・104 森 真
《パンドラ》
2016年
FRP 80 x 150 x 120cm
自由美術協会 会員、運営委員
15. 自由美術協会
・106 浜砂ルイ子
《景》
2015年
油彩、カンヴァス 162 x 356cm
美術文化協会 会員
16. 美術文化協会
越野邦夫《散 華》
池上わかな《above》
津村健一《70 Summers》
木原正徳 野のかたち ひとのかたち 《光を宿す》
・109 越野邦夫
《散 華》
2015年
水彩、アクリル、インク、紙
162.1 x 130.3cm
水彩連盟 顧問
17. 水彩連盟
・114 池上わかな
《above》
2015年
油彩、カンヴァス 162 x 194cm
創元会 会員、日展 会友
18. 創元会
・119 津村健一
《70 Summers》
2015年
鉄、針金、石膏 191 x 160 x 180cm
行動美術協会 会員、京都彫刻家協会 会員、西宮芸術文化協会 会員
19. 行動美術協会
・123 木原正徳
野のかたち ひとのかたち
《光を宿す》 2014年
油彩、カンヴァス 194 x 259cm
二紀会 委員、東北芸術工科大学 教授
20. 二紀会
森 矢真人《行方−刻−》
瀧井利子《父のいた作業場 待つ》
西久松吉雄《淵の風景》
石川早苗《花粉飛ぶ道U》
・131 森 矢真人
《行方−刻−》
2014年
石膏 150 x 75 x 78cm
日本彫刻会 無審査会員
21. 日本彫刻会
・134 瀧井利子
《父のいた作業場 待つ》
2015年
油彩、カンヴァス 162 x 162cm
示現会 会員、福岡支部長、福岡県美術協会洋画部 部会委員、日展 会友
22. 示現会
・139 西久松吉雄
《淵の風景》
2015年
紙本彩色 180 x 270cm
創画会 会員、京都日本画協会 会員
23. 創画会
・141 石川早苗
《花粉飛ぶ道U》
2012年
油彩、カンヴァス 162 x 194cm
モダンアート協会 会員
24. モダンアート協会

神山茂樹《インダラU》
水戸部千鶴《時の痕跡》
三原捷宏《海景・潮音》
・155 神山茂樹
《インダラU》
2015年
石膏 130 x 120 x 70cm
一陽会 運営委員
25. 一陽会
・159 水戸部千鶴
《時の痕跡》
2015年
アクリル、紙、カンヴァス、パネル
200 x 300cm
主体美術協会 会員
26. 主体美術協会
・160 三原捷宏
《海景・潮音》
2016年
油彩、カンヴァス 181.8 x 227.3cm
日洋会 副理事長、日展 会員
27. 日洋会

見応えのある作品を― 「公募団体ベストセレクション 美術」 に寄せて    山村仁志 (東京都美術館 学芸員担当課長)
 …「ベストセレクション展」 では、一般の鑑賞者、例えば特別展目当てでふらりと公募展棟に入った人々をかなり意識して企画している。 普段は一堂に並ばない各公募団体の所属作家が一会場に会することで、いつもとは違う雰囲気が会場内を流れている。 各団体の紹介も目的の一つであり、所属団体別に順番 (設立年順) に並べている。 恐らく、公募展を一覧できる展覧会は他にあまりない。 公募団体の歴史と概要そして特色が分かると同時に、一人一人の作家の世界観や個性も見えてくる。 作家同士、作品同士の思わぬ出会いや親和性に気付くこともある。 普通の公募展よりは比較的間隔を空けて展示しているし、各団体の推薦作家を並べることでベテラン、若手作家も含めて、その団体を代表する実力派そろいの展示となっている。 一つ一つの出品作品の見応えは相当のものであり、作家を限ってゆつたりと展示することで、作品相互の干渉を最低限に抑えるようにしている。 団体や作家の紹介キャンプションを分かりやすく表示したり、空間をできるだけ明確に区分したりすることで、鑑賞者自身の選択がしやすいようにしている。…
(「公募団体ベストセレクション 美術 2016」 図録からの抜粋文章)

お問合せ:03-3823-6921
美術館サイト:http://www.tobikan.jp/
主催:東京都美術館(公益財団法人 東京都歴史文化財団)

参考資料:Press Release、「公募団体ベストセレクション美術 2016」 図録他。
※写真撮影の掲載など、主催者の許可を得て行っております。


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